背水の蜻蛉

鉄拳の試合において自分が壁を背負うと、一般的にはピンチである。

下がって距離をとることができず、壁やられ強をとられる危険性があり、最近ではウォールバウンド技も飛んでくる。

横移動をして壁から逃げたいところだが、横移動中はガードができず、相手も軸を合わせてくると逃げられない。かといって前に出るのもリスクが高い。

大人しく黙って二択を受けるのが良いのだろうか?

そこで、卍蜻蛉である。

卍蜻蛉は常にジャンプステータスで宙に浮いたまま攻撃できる。打つのは蜻蛉中RPの銀山魔だ。暴れだが、次のようなメリットがある。

  1. 壁やられ強を取られない。卍蜻蛉は空中判定である。
  2. カウンターヒットを取られない。卍蜻蛉の構えにカウンターヒット判定はない。
  3. 技を被弾しても空中判定のためすぐ壁ヒットとなり、満足なコンボにはならない。
  4. ジャブで拾われてコンボという卍蜻蛉の弱点をカバーしている。
  5. ガードされても確定反撃がない。銀山魔ガードからすぐに着地すれば確定は受けない。
  6. スカし確定を入れられたとしてもやはり空中判定のため大きなダメージは受けない。
  7. リスクの低さに対し、銀山魔がヒットすれば60ダメージ以上を得られるので、リスクに比べてリターンが高い。

以上の理由から、理に叶った選択肢であると言える。

銀山魔は上段のため、相手の技相性にも左右される。しゃがみステータスの有無を考えながら使いたい。落葉、奈落、ハチェットといったしゃがみステータスを持たない下段とは相性がよい。


ちなみに背水の陣とは中国の故事に由来しており、わざと川を背にした状態で決死の覚悟で戦った(結果大勝利を収めた)ことであるそう。わざと壁際に行く必要はないが、追い詰められたらパワーが出てきたくらいの気持ちで臨めばいいことがあるかもしれない。気合いを入れて卍蜻蛉しよう。

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