かのタイガー・ウッズ選手の有名な話で、次のようなエピソードがあります。
ある大会の優勝を争う最終場面。
タイガーは既にホールアウトし、残るは優勝争いをしている選手の最後のパット。
このパットを外すと、タイガーの優勝が決まる。
このとき普通の選手ならこう思うことでしょう。
「外せ!」
しかしタイガーは何を思っていたか。
「入れろ!」
「絶対に入れろ!」
結果、パットは外れタイガーの優勝が決まります。
そのときのタイガーはとても悔しそうだった…
というエピソード。
そしたら私達も鉄拳をプレイしていて相手に浮かされた時、このように思ったらどうでしょうか。
「落とすな、決めろ!」
「絶対にフルコンボ決めろ!」
こんなこと思ってる人はそうそういないと思いますね。タイガーの非凡さがよくわかります。
なぜ、こんなことを思う必要があるのか?ここから2つのことが考察できます。
成功しか見ない
ひとつは、常に成功を見ているということ。
書籍等たくさんありますが、「成功をイメージすると良い」「イメージしたものが具体化する」というのはよく言われる話です。
普通に考えても「失敗したらどうしよう」よりも、自信を持って実行する方が成功率は高くなることでしょう。
例え相手のパットであっても「失敗する」というイメージを持たない→常に「成功」にフォーカスする→結果、成功を得る。ということを行なっているのではないかと思われます。
自分は超強いと思っている
もう一つは、桁違いの自信の高さ。
まずもって、相手のパットが失敗して(相手のコンボが落ちて)、そのおこぼれで勝とうという考え自体が後ろ向き。それに期待するということは、相手がミスしないと勝てないという裏返しの気持ちも見え隠れします。
しかし相手の成功を祈るということは、相手が最高のパフォーマンスを出すことを期待している。その上で、自分はそれを上回ろうとしている。自分にはそれができる。カッコイイですね。
自分に相当の自信がないと考えられないことです。
なので、相手の成功を祈る
ということで、これからは相手に浮かされたら「きっちり決めろ!」と思うのはどうでしょうか、という提案。
なんでですか? 相手がミスしなくとも、あなたはその上を行き勝つことができるからです。「自分は強い」ことを認めることになるからです。コンボをミスらなくなるからです。
お互いが最高のパフォーマンスを出せることを願いながら試合ができたら、優しくも楽しく、そして熱のある理想の鉄拳になるかもしれませんね。
「絶対にフルコンボきっちり決めろ!」
そして敗北。
そのときのあぽーはとても悔しそうだった…
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