鉄拳が強くなるまで(あぽーさんの昔話)part3

だいぶ間が空きましたが、前回の記事の続きです。前回の記事はこちら

~前回までのあらすじ~

鉄拳4から本格的なやり込みをはじめた筆者。しかし鉄拳4は人気がなく、限られたコミュニティでプレイしていたものの、普段は過疎状態。そんな中、北海道に引っ越すこととなり、もう鉄拳をする機会もないだろう、と思っていたのだが…。

期待の新人現る!?

北海道に上陸して一息ついたころ。とりあえず、地元のゲーセンに向かってみます。ちなみに北海道といっても広いですが、人口10万人ほどの小さな都市です。ゲーセンに行くと…ありました、鉄拳4。1セット。プレイしている人は…当然ながらいません。

引越し当初は友達もいないし、ゲームも持ってきてないし、ゲームセンターに対戦相手もいないし、家に帰ると思うことは

暇…

人間は暇だと何をし始めるかというと、学校の勉強し始めます。なんにもなくなると、普段は進んでやらないことでも自然にやるというのは、ひとつの発見でした。このまま時が過ぎれば私は何かの分野で大成していたかもしれませんが、鉄拳の新作がリリースされます。

鉄拳5

鉄拳4に続いて二度の失敗はメーカーの威信にかけて許されない中、リリースされた作品。初期バージョンこそ技調整のバランスがAmazing!だったものの、後期に出た鉄拳5DRは過去最高の出来と個人的に思っている作品で、過去の人生で最もやり込んだ作品でもあります。

鉄拳から離れていたとはいえ、新作が出ればやりたくなってしまうのが人間の性というもの。改めてゲームセンターに顔を出してみると、鉄拳をプレイする人もちらほら見るようになりました。

早速、乱入して対戦してみます。さて、どうなったか。

連勝に次ぐ連勝。

鉄拳4のときも大して強くなかったとはいえ、当時のトッププレイヤーたちに揉まれて対戦してましたので、普通のプレイヤーには負けない程度の実力がついていたようです。

そのうち、地域でこんな噂が流れ始めます。

「強い吉光がいる」

特に、私は顔を知られていない新参者でしたので、既存の鉄拳地域コミュニティに一石を投じることになったようです。やがて、対戦相手の一人から話しかけられ、こんなことを言われます。

「知り合いに強い人がいるので、その人と是非対戦してほしい」

要約すると、地域の鉄拳コミュニティに喧嘩を売ってしまったので、ボスが出てくるようです。

はたして数日後、そのボスがやってきました。

「ウチのモンが世話になったのはおめーか。座れ」

※台詞は脚色しています。

お互いが牽制している雰囲気の中、試合が始まります。相手のキャラクターはロジャー。まあまあレアキャラです。こっちも吉光なのでまあレアキャラで、ロジャーvs吉光という珍しいマッチが北海道の片隅で始まります。

確かに、今までの人たちよりもレベルが違う。強い。が、勝てない相手ではない。気になる対戦結果は…五分に近いものでした。いくつかの対戦を終えた結果、どうやらボスにも認められたようです。すると、ボスからこんな声がかかります。

「強いレイヴン使いがいるのでそいつと対戦してほしい」

思い返してみれば、人生ってゲームなんだなと思いました。何かを一生懸命やってたら、それを見ている人がいて、次のステージに上げてくれる。目の前のクエストをちゃんとクリアしていけば、それでうまくいく感じ。人生がうまくいってるときってこういう事が起こるものです。

そのような流れで地域の鉄拳プレイヤーとは一通り顔を合わせた結果、次のようなことがわかります。

「自分が一番強いかもしれない」

元来負けず嫌い&練習大好き人間であることもあり、五分の勝負をしていた相手にもやがて勝てるようになり、ほどなくして自他共に認める「地域で一番強い人」になります。
東京では「イマイチなプレイヤー」くらいで頑張っていたのが、「期待の新人」になってしまったのです。

意識の変革

それまで「自分は大したことないプレイヤーだ」と思っていました。ところが、地域では一番強いプレイヤーになってしまいました。これがターニングポイントでした。

なぜ強くなったのかの結論行きます。

「自分は弱い」から、

「自分は強い」に

意識が変わったこと。

いや、ただの井の中の蛙だし、それって勘違いだろ?と思われるかもしれません。実際、その意見は的を得ていると思います。しかし、私が言いたいのは能力うんぬんではなく、「自分がどう思っているか」が重要だということです。

地域で一番強くなった私は、全力勝負する相手がいないこともあり、仲間に連れられて隣町へ遠征へ行くようになります。まるで国盗りゲームのように、隣町を侵略したら、そのまた隣町…というような形で、強い人を追い求めては遠征を繰り返します。「オレより強い奴に、会いに行く」。気分はリュウです。

もちろん、その遠征が毎回常勝で無双していたという訳ではありません。敗北して帰ってくることもあります。そう、実力は満足に伴っていないのです。しかし、私の認識は「自分は強い」のです。だって、地域で一番強いし。周りの仲間も強いって認めてくれてるし。練習してるし。実力伸びてるし。だから、「強い自分」であるが故に次は勝てると信じて、練習をするのです。
これが、敗北したときに「自分の実力だったらこんなもんかな」と思っていたらどうでしょう。次に勝つための準備をするでしょうか。仲間は繰り返し遠征に連れて行ってくれたでしょうか。つまり現状の実力はどうあれ、「自分はできる」と思っているのか、「自分はできない」と思っているのかで行動の質が全く異なり、結果も変わってくるということです。

じゃあ、「自分は強い」と思い込めばいいのかというと、結論を言えばその通りです。ただ、これは表面上だけでは維持できません。「弱いけど強くなりたい」だと物欲センサーと同じような働きが起こります(参考→物欲センサー)。本心から「自分は強い」と思うことが必要です。
そのための根拠は人それぞれで、根拠がない勘違い野郎になるのが一番手っ取り早いですが、私の場合は地域で一番強いという事実と、何より周りの仲間が認めているということが下支えとなりました。例え勝てなくても、「負けたか。でもお前なら次は勝てるんじゃないか?」という根拠のない信頼感です。

これって、教育とか子育てにも共通している真理なのではないかと思います。現実をどうこう言うのではなく、未来を想像して相手を承認・信頼する。だからチャレンジすることができ、成長する。

そのような環境は私一人では作れませんでしたので、私は人に恵まれとてもラッキーでした。自分の実力であるようで、周りの人々のおかげである、ということで感謝の念に堪えません。
東京にいても同じくらい強くなったか。いや、きっとならなかったですね。対戦環境よりも人が重要でした。少なくとも私には。

最終的に「北海道最強」と言われるまでになった(そう言ってくれる人がいた)のですが、このような心の土台・根本があった上で、どのように北海道を攻略していったのか、具体的にどんな練習をしていたのか…について、また書きたいと思います。

次回に続きます。

6件のコメント

環境って大事よね。俺は一番やりたくてしょうがない時期に出来る環境がなかった。
その制かあぽとかりんすけには、思う存分やって欲しかったのがあったなー

てか誰がボスじゃ!
さっさと席座れやボケ!倒してくれるわ!

いやーおかげさまですね。地方とはいえ十分恵まれてたんでしょうな。
顔も効くのでヌシのイメージでしたがw

最初に対戦したの俺じゃないの?w
あと強いスティーブ使いがいるのくだりないで。

おがおがさんだ!どうも!
そうでしたっけ…もはや記憶が曖昧ですね…捏造してたら許して下さい。
強いスティーブ使いすっかり失念してました!申し訳ない!

最初に札幌遠征行ったの、たしかマルタのクルマだったような。あいつがまだ鉄拳始める前からだけどね。あぽが鉄拳頑張ってて嬉しいよ。おれはFPSばっか。

そうだったかも。おがおがさんにもまるさんにもお世話になりましたね。ポンと北海道行きましたが人に恵まれました。
やりたいゲームやるのが一番ですよ!

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