無想の読み合い

WKで出せる無想は吉光屈指の良技。
基本的に吉光は相手を崩すのが難しく、山ステ主体でがっちり守られると手が出せないが
この技を使って相手を引っ張りだすことができるのは非常に大きい。
鉄拳TAG2とは異なり際限なく回復することができるので、相手が手を出さざるを得ない状況を作り出せる。

無想に対して近付いて手を出してくる相手への対処としては、主に次の二通りとなる。

・潰す
・避ける

それぞれのシーンと選択肢について考えていく。

■潰す
無想中は無防備なので、そこにリーチの長い技を打っていくことで背向けあるいは振り向きへの攻撃を狙ってくる。
これらに対して無想中の背向け技で相手の技にカウンターを取るという対処が取れる。

・震電(卍裏拳)(6RP1RPRP…)
発生16Fくらい。初段カウンターでコンボ。また空中ヒット時もスクリューなので、スラッシュキックなどを潰した場合もコンボ。
スカっていても卍菊に派生しておくとフォローとなり、手痛いスカし確定をもらいにくい。
ただし、しゃがみステータスの下段などを打たれていると相性が悪い。

・振り向きキック(4 or 6RK)
発生10F。発生が早いので、相手の攻撃に間に合いやすい。隙も少なめで優秀。
上段である点に注意。

・伽藍(LK)
ジャンプステータスなので、相手が接近して下段を打ってくる場合に対応できる。
あるいはスカし確定を狙ってステップインガードしている相手に対し、ガードさせれば有利。
ヒット時は背向けRPでスクリューするコンボ始動。

相手が我慢強く待っている場合はいずれもリスクを背負うことになるので、相手の攻勢を見極めながら使いたい。
このあたりは手を出すのか、下がるか、もう1回回復するのかといった読み合いになる。

■避ける
無想中は背向けだが、背向けからの各種振り向きで相手の技を避ける性能が高い。
カウンターではなく、相手の攻撃を避けて反撃するという手段をとることができる。

・しゃがみ振り向き(41)
無想からの行動の筆頭。レバーを一瞬4に入れて1で振り向くと、距離の離れるしゃがみ振り向きができる。
上段はもちろんスラッシュキックなどの中段でもリーチが足りず目の前でスカることが多々ある。
しゃがみ状態なので、スカし確定には睨ぎ白道を狙うことができる。

・横移動(8 or 2)
背向けからの横移動。鉄拳7の横移動は歩かないとなかなか回避ができないが、背向け横移動はそこそこ性能が良い。
タイミング次第ではあるが、代表的な所では相手のスラッシュキックは右横移動で簡単に避ける。一美の666RPなども難しいが避けられる性能はある。

避け動作は手を出さない分リスクが少ない。基本的に避けているのが手堅く強い。
相手キャラによっては届く技が少なくなるので、苦手な相手に対するほど強力。

■無想した瞬間
上記に挙げたような選択肢をメインとして、無想中の吉光は、
各種カウンター系の選択肢を匂わせつつ、しゃがみ振り向きしてればそうそう捕まらない。

ここで相手の狙い目としてもう一つ「無想した瞬間」が発生する。
つまり、無想を読んであらかじめ距離を詰めておき攻撃を仕掛けるという手段が出てくる
こうなると無想が不要となり、普通に右アッパーなどの吉光の置き技が刺さるようになる。リーチがある吹雪や、跳び牛若も良い。
無想しなくとも相手が飛び込んでくる、という状態になればしめたもの。

この無想した瞬間を逆手に取るには、わかりやすいタイミングで無想をしておくと良い。
例えば無想~振り向き~無想を繰り返したり、バク転から無想をいつもする、など。
無想を繰り返すのはせいぜい2回までで充分で、また無想と思い距離を詰めてくる出会い頭に置きが刺さると理想の流れ。

■まとめ
無想の読み合いは基本的に距離が遠いため、相手も浮かし技を打つような距離ではないが、吉光側はコンボチャンスも充分にあり読み合いとして効率が良い。積極的に活用すべきである。
無想の目的の一つは回復だが、本来の目的は相手を誘き出すこと。避け主体で戦うと、普通の置きが生きてくる。
回復するか、手を出すか、避けるか、無想せず攻めるか、単純な二択ではないバランス感覚を研ぎ澄ませたい。

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