鉄拳攻略コラム「感覚派は強い」

このコラムでは鉄拳の対戦を通して気づいた、考えておくべき方針、戦い方、戦術、コツなどについて書いていきます。

知識<感覚

ブログをたくさん書いたり、色々と調べ物をしていることもあり、私は「鉄拳の知識がある人」と思われることがあります。

対戦においてもその知識を活用し、論理的に鉄拳をしているプレイヤーである、と。

実のところをいうとそんなことはなくて、調べた知識の多くは眠っていてすぐに思い出せませんし、キャラ対策も考えていますが、毎回完璧に対応できるわけでもなく、対戦のたびに右往左往します。

結果的に、対戦においては感覚で戦っていることが多いです。

しかし、鉄拳が強い人を見てて思うのが、強い人は感覚派であるということ。

特に知識が豊富というわけではなくても、滅茶苦茶強いという人が存在するのです。彼らはフレーム云々ではなく、ただ「当たると思ったから打った」「動くと思ったから打った」というような思考で技を振っています。

もちろん「これガードで有利か不利か」くらいは押さえていると思いますが、あとは空気を読むだけ。実際のところ鉄拳はジャンケン要素がありますから、勝負強さと言い換えても良さそうです。

逆に、勝負を冷静に見れる人や知識のある人というのは、理論的に効果的な技を選択できるし、実力ももちろん高い。内容を理解しているので、人に教えたり、試合の解説をするのも上手です。

ところが、感覚派を相手にすると理論では説明しづらい選択肢や反応が返ってきたりします。なんでそこでそれを打つのか。リスクとリターン的に合ってない。明らかに見ていない。理解ができない。でも、当たってる。

同じような実力の場合は、このようにして感覚派の方が優位に立つことがあります。そして、上位プレイヤーにはこういう感覚派が多い。今のはかくかくしかじかで、なのでこうしました、とかではなくて、なんか知らんけど読み合いが異様に強い。そこには説明できない何かがあります。

表現をもう少し変えれば、「鉄拳はセンスである」と言えるかもしれません。

場の流れを読むという技術

鉄拳は一定のルールの上で動いているゲームですから、強くなろうと思えば知識を得ることはもちろん重要です。しかし、その先となると空気を読む、場を読む、流れを読むといったように感覚を研ぎ澄ませることが重要になる。

鉄拳をやり初めて、セオリーを覚えて、その通りにやってるのに中々勝てないという場合は、感覚を磨くという視点に立ってみると何かが開けるかもしれません。目の前の読み合いだけではなく、全体の駆け引きを見るのだ、と。

体力が残り少ないから、ここは攻めてくるかもしれない。さっきは暴れてきたから、今度は黙っているかもしれない。前掛かりになっているから、気持ちが焦っているのかもしれない。この技を振るということは、あの技を嫌がっているのかもしれない。心理戦ですね。

そこで思い出しましたが、上級者は「心を折りに行くレイジアーツ」を打つことがあります。流れを制して読み合いの巧者になった上で、最終的にレイジアーツを決める。決められた側に「完全に読まれている」ということを決定づけることで闘志を失わせ、勝利を確実なものにする…。

鉄拳は基礎的な技術がしっかりしていれば、後はこのように読み合い・心理戦がメインとなるため、ここがエンジョイ勢とやり込み勢の境界であり、やり込むと別の面白さが見えてくるポイントなのではないかと思います。

そしてまた、その技術は他のことにも応用できるものですから、ゲームであっても「何かを極めようとする手応え」を感じられることにもなるでしょう。そこまで昇華できれば、単なる娯楽を超えたゲームの楽しみ方ができる、と思っています。

2件のコメント

お隣のeyeなんちゃらさんは感覚派の代表格かもしれないですね
それでいて確反はきっちりですからね
あぽさんのYouTuber化も嬉しい反面寂しくもあります

ほんとに確反きっちりですよね。そう思います。
いまはYouTubeが面白いんですが、ブログとはうまいこと棲み分けをしたいと思ってます。

あぽー へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です