凧殴りからの組み立て

吉光の凧殴り(RPRP)からの組み立てについて考える。
 
この技の特長として以下が挙げられる。
 
・ガードで-1Fである
・LPガード後よりも距離が近い
・金打移行がある
 
まず、重要なのがガード後の卍芟がバクステに届くという点。
これにより卍芟に対処するには、中段・しゃがむ・横移動のいずれかが必要になる。
相手のどの選択肢も何らかの隙をさらすこととなる。

 
対する中段として、金打移行の阿修羅斬。ローリスクミドルリターンだが、発生12Fというのが非常に優秀。
発生14F以上の技は潰し、13Fと相打ち、12F以下の技には潰される。12F中段は誰でも持っているわけではなく、発生の早い技は上段が多いので、あえて端的な事を言えば卍芟と阿修羅斬で二択と考えても良い
 
いやいや、12F中段打たれたら全部潰されるじゃないですか。その通り。
ただ鉄拳というゲーム全体のつくりとして、12F中段でカウンター時にリターンが高い技というのは一部の例外を除いて存在しない。そのため、潰されてもリスクが低い。
そして、発生の早い中段は大抵横に弱い。横に強い系の中段は早くても14Fかかる=阿修羅斬が勝てる。この二択を潰すために早い中段を振ってくれるなら、横スカしから浮かすことができますよということになる。

あるいは、-1Fなのだから正拳胴払い(RPLP)などで10Fカウンターを取りにいくこともできる。技と距離によってはブレードも対応する。特に納刀ブレードならジャブを含めた全てにカウンターをとれる

 
でも、生ローだったら発生12Fと早い上に横移動でも回避できませんよね。その通り。
だから生ローって強いんですね。これ打ってきても、安いのでとりあえず無視。あんまり打ってくるようならファジーで捌きを入れるか。
あるいは、隼が比較的ジャブを潜るフレームなので隼を打ってしまうのも手。
 
また、上記に挙げた選択肢にだいたい対応されてしまうのが右横移動。
卍芟は2発目が引っ掛かるが、1発目がスカった時点で技打たれれば浮く。阿修羅斬はカス当たりして最後がスカり、硬直差で浮き確定(吉光-27F)。正拳胴払いやブレードなどももちろんスカされて対応されてしまう。
こうなると卍芟の代わりに生ローにするのが妥協点。一応このフレームなら3LPが右横移動に対応するが、読み合いとしてはほぼ仕切り直し。冷静な相手だったら無理しない。
 
…という選択肢を踏まえた上で、凧殴りガード後の相手の動きを観察する。
 
遅い中段振ってるようなら、阿修羅斬打てばダメージ勝ちできるんじゃないか?
ショートアッパー系なら横移動あるいはRPカウンターが狙えるんじゃないか?
上段系、あるいは攻めてこないなら卍芟打てばいいんじゃないか?
毎回何か手を出してくる感じなら納刀ブレード狙っちゃおうか?
 
(相当に対戦慣れしていない限りは)こちらの読み合いのフィールドで勝負できる。
読み合いのリスクリターンとしては悪くないので、崩し・仕掛けの起点として持っておくと良い。

2件のコメント

SECRET: 0
PASS:
eyemusician氏の動画でよく見た、凧殴りからの迅雷がお気に入り。

SECRET: 0
PASS:
-1Fからの迅雷も強いですね。
野槌踏みヒットからよくやります。

グノフ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です