トッププレイヤーの動き

鉄拳の大会動画などが好きでよく見るんですが、
トッププレイヤーの動きには一定の特徴があるなぁ、と良く思うのでそれをまとめてみる。

・ジャブを多用する
ワンツーではなくジャブ。
攻めジャブ、置きジャブ、暴れジャブなど色んな場面で出てくる。
リスクが少ない技だが、相手の空中判定を潰せばコンボになる、という点が主なメリット。スラッシュ等、相手の主力技に合わせて狙っていると思われる。
もう一つとしては、スカ確抑制。スカ硬直17Fなので、見てからスカは入れられない。イコール、空振りしたからと言ってスカは打てない、という相手へのスカ確抑制に一役買っている。
有利からのジャブにリスクを与えるには、何らかの入れ込みをしなければならない。その入れ込みも当然リスクを伴う。攻めながら、それを誘えればでかいスカを入れてやろうという、危険なジャブなのだ。

・ジャブの後に入れ込みしない
これは大事なやつ。ジャブのヒット確認をちゃんとしている。
中級者まではこれができていないので、露払いがジャブをしゃがんだだけなのにカウンターヒット、という状況がよく起こる。
もしかすると100%完璧にはヒット確認できていないかもしれない。しかし、多少遅れたとしてもちゃんと確認する、入れ込みはしないという精神がきっと大事だ。

・期待値の高い技を振る
当たり前だが、強い技をバンバン振る。
というか、強い技以外振ってない。無駄な技を振らない。なのでやっていることは至ってシンプルである。
強い技とは、一定のリターンがあるが、ガードされても確定反撃がないもの。ジャックならハマーとかそういうやつだ。
絵面だけ見ていると自分でも簡単にできそうな気がしてくるが、距離の取り方や、プレッシャーのかけ方など展開作りが非常に優れているのだ。

・横移動ガード
やや不利な状況にて、横移動をちょっとしてからガードする。
ジャブやトゥースマやショートアッパーなどの横に弱い技を回避しつつ、発生の遅いホーミングはガードする。
技をスカせば、例えスカ確が間に合わなくても、遅れたスカ確の被弾を防ぐため相手は容易には動けない。結果、自分のターンを作り出せる。
壁の位置を調整する役割もある。

・回避するときは横歩き
回避するときは、横歩きまですることで回避力が高まることを知っている。
特定の連携は歩けば回避できる、というところを調べて突き詰めているはず。
側背面からの最大確定もバッチリだ。

・スカ確は無理しない
スカし確定は毎回浮かせられればそれが理想だが、決して無理をしない。ワンツー系だとしても、確実にとることが大事だと考えている。
ダメージ20でも貴重なダメージ源であるし、プラス有利フレームという期待値で補っているのだ。
大会では、自分のペースをキープする意味合いも大きい。閃光烈拳などは代表的だ。

・適切な距離で戦う
先ほどのスカ確を無理しない、ワンツー系でも確実にとるという裏返しは、スカ確がとれる位置をキープしている、ということでもある。
その場で相手の技がスカる距離、バクステしたらスカる距離、横移動で回避したら丁度の距離…とにかくそんな距離把握がうまい。

・崩しに両パン投げ
積極的に狙っていく。有利はもちろん、不利から吸い込みに行く投げ方もある。
両パン投げにする理由はやはり、同時押しミス狙いにある。反応されたとしても、10回に1回くらいは同時押しミスの可能性はある。システムの難しさを利用した戦術だ。(パッド派には効かないのかもしれない)
抜けられても大したリスクはない。横に弱いので、大幅有利のときか受身に重ねるなど、横移動されないタイミングでうまく重ねるようにしている。

そんな事を意識したら、より高みに上がれるのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です