対フェンの華輪は右2回が良い

フェン対策の一つとして、一般的には左横移動が有効であるかと思います。

3LP、3LK、4LK、2RP、9RPなどといった主力技について、いずれも左横移動で避けることができるという背景があるためです。

しかし、2回転華輪をする場合は右方向が有効です。

以下に理由を解説していきます。

跌釵(1LK)に対して背面を取りやすい

跌釵を避けた場合に、右華輪の方が背面を取りやすくなっています。正面向きに確定がなくても、背面なら釘打ち確定が取れるため、ここの違いは非常に大きい。
もちろん距離が遠い場合は背面まで回れないのですが、LPLKヒット(+8)から跌釵みたいな連携は背面をとり、釘打ちが確定します。フレームで言うと吉光-9Fでも背面とったら釘打ち確定なため、華輪で跌釵を避けて背面取ったら確定と考えてほぼ問題ないでしょう。

旋脚削顔手(しゃがみ3RKLP)を回避しやすい

フェンの主力下段であり皆が手を焼いているこの技ですが、華輪に対しても微妙に厄介で、2発目の追尾性能が高く2回転華輪しても2発目が追ってきます。
特に左華輪はほぼ追ってくるので、右華輪の方が2発目までスカリやすいというメリットがあります。
とはいえそれでも結構追ってくるのが実際で、タイミング次第で引っ掛かることはあるため、華輪しながら釘打ちを構えつつも、相手がしゃがみ3RKLPを打っているのが見えたらしゃがみ、しゃがんでから浮かし技を決めるのが理想です。

ちなみに1発止めはフェン側背向けになるのですが、華輪2回転ではフェン側が結局正面を向いているので、かなり早めに回避していない限りは確定がありません。
次のアップデートでこの技は1発目ガードから反撃しても2発目に引っ掛かることがなくなるため、1発止めも多くなると考えると華輪の相性はさらに少し微妙という感じです。

嶽寸靠(4WP)を回避しやすい

有利フレームから相手を押し付ける形で4WPヒートダッシュなども使われることがあるのですが、これも右華輪の方が若干ですが避けやすくなっています。
フレームとしてはフェン側+7Fまでは左右華輪で回避できますが、+8Fになると右華輪でしか回避できません。ちなみに+9Fになるとどちらの華輪でも回避できません。
微妙な違いではありますが、ワンツーヒット(+8F)やLPLKヒット(+8F)からでも、右華輪なら下段も嶽寸も両方を回避できるため右華輪の方が安全性が高いと言えます。

ちなみに、ワンツーやLPLKヒットから右華輪2回で嶽寸を避けた場合の確定は10Fまでです。他の状況(スラッシュや4LKやしゃがみ3RKLPの後など)は背面をとれることが多いです。確認が上手であれば外法閃が狙えます。

その他、フェン戦で華輪が有効となる技は6RPLPや4LKやヒートWKなど。これらは右でも左でもさほど変わりません。
また2RPに対しても有効なのですが、これについては左華輪の方が背面を取りやすくなっており、右華輪では背面をとれません。相手のフェンが跌釵を多用するなら右、2RPを多用するなら左と使い分けていくのが対フェン戦における深い華輪の活用と言えるでしょう。

「前歯!」(空耳)

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