吉光の主力下段の1つである、露払い。これを主体とした戦術について一つ考えてみる。
露払いの打ちどころとしては、「置き」として振るのが大前提。露払いはノーマルヒットでも有利がとれる下段とはいえ、ガードされると浮いてしまうほど不利なので、カウンターヒットという期待値がある場面で振るのが基本となる。
ということでまず、露払いを置き技として振って相手を牽制する。
これに対する相手の対処としては、以下が考えられる。
- しゃがみガード
- 距離をとってスカし確定
露払いは非常にリーチが長く、かつしゃがみ状態ということで上段が当たらない。中下段で露払いの出かかりを潰すということは難しく、相手はガードかスカし狙いか、いずれにせよ「防御」という選択肢をとることになる。
この防御に対してダッシュ卍芟を狙う。
露払いも卍芟も下段だが、露払いを待っている相手側は前ダッシュで近付かれたということでしゃがみを解いて立ちガードに戻る。そこに卍芟を差し込んでいく。
もちろんこの卍芟は二択である。しゃがみガードされる可能性もある。しかしダッシュ卍芟であるというのが肝で、代わりに吹雪を打てば自動的に二択になる。硬直からの最速行動では卍芟と吹雪の二択はコマンドの関係上安定しにくいが、ダッシュを挟んでいる場合は非常に簡単に、有効に機能する。
吹雪も吉光の本命技だが漫然と打っても簡単にはヒットさせられない。そこで、ダッシュ卍芟と二択にする。では、ダッシュ卍芟が打ちやすい状況は何かというと、置き技を使って相手を牽制しておくこと。その置き技に露払いを使う。そのような方程式である。
そして、このダッシュからの二択を嫌った相手が何をするようになるかというと、アッパー等の置き技で潰すという選択肢をとってくるようになる。この置き技を誘うことができたら相手を崩せたと考えてよい。一瞬の前ダッシュなどでフェイントするだけで、技を振らなくともコンボのチャンスを作ることができる。リスクを負わないのにリターンが得られるという理想の展開である。逆に、ダッシュ卍芟はリターンの割に大きなリスクを払っている。そのため、なるべくダッシュ卍芟は打ちたくない。でも、うまい人ほどリスクを負った行動はしてくれないので、手堅い相手にはどれだけ卍芟を打つのかという我慢比べにもなる。
まとめ。
- 露払いを置く
- 相手に待たれたらダッシュ卍芟
- フェイントのダッシュ等で相手の置き技にスカ確狙い
ダッシュ卍芟は正直に言って怖い。リターンの割に浮かされた際のリスクが見合わない。でも、それは狭い視野で見た場合の話。その先に見える読み合いを制し、リターンを得るためには打たなければいけない。そんな大事な選択肢である。
鉄拳7 Ver4.10
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