正拳どうばらどうばら胴払い

壁に押し込む

昨日も書いた正拳胴払い(RPLP)のまた少し変わった活用法。

正拳胴払いキャンセルは2発目中段との硬直差が少ないため、キャンセルからジャブを打っても相手はほぼ反応できない、というようなことを昨日の記事で書いた。

ジャブが打てるということは、もう一度正拳胴払いを打って再度キャンセルを絡めた読み合いを仕掛けにいくこともできる。ここでポイントとなるのが正拳胴払いのモーションで、見た目通りに前進距離がある。そのため、ガードしている相手を前に押すことができる。

例えば正拳胴払いキャンセルを2回続けて見せて、さらにもう一回ともなればそこそこの距離を運ぶことができる。しかも、相手が2発目中段を警戒していれば有利フレームを継続したままで前に押し込める。さすがに3回目くらいは素直に中段派生を打っておかないと相手が暴れてきそうだが、下記の例のような距離でも最終的に壁強を狙える位置となる。

いつもより多く回っております

壁から逃げる

壁に押し込む力があるということは、推進力があるということなので、壁から逃げる力もあるということになる。

特に正拳胴払いはRP始動で発生が10Fであるため、壁を背負ったプレッシャーの中でも暴れていくのに適した発生の早い技となる。ガードされても確定反撃だったり不利を背負うということを回避でき、強気に前に出られる。

例えば下記のように、どうばらどうばら卍菊とすれば、もはや壁背負いは関係ないと言える程度の位置まで移動することが可能になる。

キャンセルの読み合いを仕掛けているように見せかけて、実は距離調整をしている…これは、あまり相手には気付かれないポイントである。もうちょっと壁を近付けたいなとか、遠ざけたいなといったシーンでターンを握りながら前に出る。正拳胴払いの優秀な性能の一つであり、活用できるポイントである。

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