三散華・ザ・イリュージョン

吉光の三散華（RK）の当たり判定（くらい判定）は、おかしい。

これは、吉光使いならば誰もが薄々気付いていることだと思う。

例えば、以下のような状況だ。ポール側が、ジャブをガードさせてからスイープキックを打つ。吉光は同じタイミングでRKを打つ。スイープキックはしゃがみステータスの下段で、RKは上段。当然スイープキックが勝ちそうなものだが…何故か当たらない。

Oh, My God !

これは、軸がよかったとかフレームがよかったとかはあまり関係なく、相手の技によっては安定してこのような事象が発生する。RKは、実は宙に浮いているのだろうか？

この他にも探せば同じ事例はいくらでも見つかる。例えば以下はシャヒーンの2LK。お互いにスカった上で位置が入れ替わる。スネークイン派生されていると距離が遠いので、吉光は指切拳万などで攻めることもできず、お互い仕切り直しとなる。

ドラグノフのスレイライドも当たらない。この場合は吉光が有利で、確定はしていないが指切拳万などで攻めることは可能。壁を背負っている場合でも位置が入れ替わるので、一転して相手を壁に追い詰めることができるというメリットがあるが、はたして壁を背負った状態で生RKを打つという選択が妥当なのかどうかは中々判断し難いところだ。

距離が離れず、相手の硬直がやや大きく…といった非常に相性の良い技であれば、高めの確定をとることができる。以下はポールの236LKだが、フレーム次第で様々な技が確定する。振り向きしゃがパンを背面に当ててからの睨ぎ白道が最もダメージが高いが、RKを打つ時点でただのネタなのでどうせなら背面投げでも決めてギャラリーを沸かせたいところ。

使えるかどうか

Q. 実戦で使えるのか？

A. 使えません。

下段読みで打つことで、場合によって確定ダメージをとることができたり状況としては面白いのだが、下段読みで上段攻撃を打つという時点で読み合いが色々と破綻しており、RKの性能も低いことが致命的。もちろん回避できない下段攻撃は被弾するし、RKも発生が15Fと遅いので上中段のカウンター被弾も免れない。仮にRKが発生で勝ったとしても、カウンターで何があるわけでもなく、空中ヒットしても安い。スカったら45Fの全体硬直があり、これは右アッパーより4Fも重い。せめて、カウンター時は迅雷剣で拾えるとか、三散華は1～3発目まで全段スクリュー対応とかであれば多少の救いようはあったが…打つメリットが限られすぎておりとても実戦向きではない。

そもそも三散華自体が残念性能すぎるというのはぼやきでしかないが、過去作にあったような12F確反、前入れでリーチの長い14F確反になるというのは中々渋くて好みの性能であった。意味のない技を無くせとは言わないが、過去の栄光があるだけに改悪・放置されている感があるのは事実だ。もはや吉光ブレードの同時押しミス以外で使っている吉光は見ない。それとも、今後のアップデートで強くなる伸びしろ・隠し弾として残しているのだろうか。紫電がいつまでたっても13Fにならないことと合わせて…。