鉄拳のステージで壁を破壊し、下の階層に移るシーンをバルコニーブレイクと呼ぶ。
バルコニーブレイクまでの刻み数が少ない場合は空中コンボを決めれば良いが、刻み数が多い場合は強力な単発技や、叩き付けて追撃できる技などが推奨される。
刻み数が多い時、吉光のコンボとしては連獄剣(2LPホールド)を狙うか、突衝を打つか、あるいは卍車で起き攻めかといった所がセオリー。
外法閃がダウンに当たるようになってからは八咫烏〜外法閃も入るようになり、このコンボはダメージが高く起き攻めもでき優秀である。
常にこのコンボを用いたいところではあるのだが、外法閃にその場起きガードが間に合うことがあり、確定する場合としない場合がある。いったいどのような条件で確定するのだろうか。
確定しない理由
そもそもなぜ八咫烏からの外法閃が確定しない場合があるのか。
その理由は、「八咫烏が後半ヒットかどうか」による。
八咫烏の2発目には合計4フレームもの攻撃判定の持続がある。このうち外法閃が確定となるのは3フレーム目以降がヒットした場合。1フレーム目が当たるのは地上ヒット時で、空中ヒット時は大抵2フレーム目か3フレーム目がヒットする。ここではわかりやすく前半ヒットと後半ヒットと呼ぶことにする。
空中ヒットの時、前半ヒットの場合は16Fまでの技が確定し、後半ヒットの場合は17Fまでの技が確定する(相手足側仰向け時)。
相手のダウン状態に八咫烏をヒットさせた場合はほぼ前半ヒットとなり、空中判定にヒットさせた時は後半ヒットとなりやすい。
八咫烏後のスイープキック[発生16F]がいつでも確定で、外法閃[発生17F]が確定しないときがあるのはこのためだ。
確定するキャラ
バルコニーブレイクからの八咫烏~外法閃が確定する大きな条件の一つに相手キャラがある。
相手キャラの条件は少々特殊となっており、いわゆる中型の体格をしたキャラには当たらない。確定するのは小型キャラもしくはデカキャラという傾向がある。
確定する方がやや少数派で、具体的には以下のキャラが確定となるキャラたちだ。
アリサ、飛鳥、ボブ、ドラグノフ、フェン、キング、クマパン、ラッキークロエ、ジョシー、一美、シャオユウ、吉光、豪鬼、エリザ、アンナ、レイ、マードック、アーマーキング、ジュリア、ザフィーナ、リロイ、ファーカムラム
これらのキャラには特に工夫をしなくともバルコニーブレイクから八咫烏~外法閃が確定するため、安定して狙うことができる。
確定しないキャラに確定させる方法
では、上記に該当しないキャラ相手には確定しないのか。
実は一工夫入れることで確定させることができる。
バルコニーブレイク後はかなり余裕があるため、八咫烏を最速で出さなくともコンボとしてつながる。八咫烏を少し遅らせて出すことで、意図的に八咫烏の後半ヒットを狙うことができる。
ただし、単に遅らせて後半ヒットさせた場合はやや距離が遠くなってしまうため、寝っぱなしを選択した相手に外法閃がスカってしまう。

そこで、八咫烏の前に「前ダッシュ」もしくは「横移動」をすることで、後半ヒットを発生させつつ寝っぱにも外法閃をヒットさせられる距離を作り出すことができる。
前ダッシュだと相手に近付く分、タイミングによっては稀に前半ヒットとなることがあるので、横移動を推奨。横移動の方向はどちらでもよいので、八咫烏を出しやすい手前への横移動で構わない。
このように工夫すれば全キャラを相手に八咫烏~外法閃の確定を狙うことができる。
他コンボとのダメージ比較
改めて、バルコニーブレイク後の他のコンボとダメージを比較すると以下のようになる。
・突衝9
・連獄剣16~20
・八咫烏~外法閃21
やはり、八咫烏~外法閃が群を抜いて強力である。
もちろん突衝などを用いてなるべく壁まで運ぶというのも悪くないのだが、確定ダメージをしっかりと得ること、コンボの中で相手を倒しきれることは非常に重要である。
状況と相手キャラに応じてしっかりと狙っていきたいコンボのひとつだ。
何もしなくても確定するキャラに対して横移動とかしちゃうと確定しなくなりますか?
いえ、確定します。なので、全部横移動か前ダッシュしとけば相手キャラを考える必要はないです。